不動産売買の契約時に予定していたローン返済が、あらゆる事情により支払いが困難になる場合もないとは言い切れません。そんな時は不動産を手放すしかないのでしょうか?
住宅ローンの返済ができなくなってしまう理由はそれぞれです。転職して給料が減った、不況の影響でボーナスが出なかったなどといった、返済義務者の収入が減ってしまった場合の他、別のローン(マイカーローンや教育ローン、カードローンなど)が重なってしまったという場合もあるでしょう。
払えないから、とそのまま放っておくと抵当権が実行され、不動産を手放さなければならないという最悪の状況に陥ってしまいます。それでは、そうならないための対応策を挙げてみましょう。
条件変更の申し込み
返済期間を延ばし、月々の返済金額を減らせるかどうかを、銀行に相談します。返済期間は最長15年、失業、収入が2割以上減った場合はさらに最長5年の元金返済休止が可能です。
期間延長OKなローンに換える
ケース①で断られてしまった場合、ローンそのものを乗り換える方法があります。ただし、返済が遅延したあとに乗り換えを希望しても審査は通りません。早めに対応するようにしましょう。
借入金の一本化
住宅ローンが返せなくなってしまった理由が、他のローンがかさんだことに由来するのであれば、すべてのローンを一本化する方法もあります。債務を一本化することで、返済はかなり楽になるでしょう。